アニメ

ふつうにふつうを劇的に表現する

いまだに『らき☆すた』第1話を繰り返しで観ています。さすがに全編通して観るのはつらくなってきたんだけど、その分、観ていて楽しい部分とそうでない部分の差がはっきりしてきたわけで……。やはり、昼休みの会話シーン(特にAパートの方)の楽しさは特別だな…

らき☆すた #1

淡々と会話が続くだけだったのではじめて観たときはあまり楽しめなかったんだけど、繰り返し観ているうちになんだか楽しくなってきた。というか、たいした内容もオチも無い会話シーンを飽きずに何回も繰り返しで観ている自分に気付いて驚いた。なんだろう、…

NARUTO-ナルト- 「ザブザ雪に散る…」

口元を覆い隠す包帯をとったザブザが本音を語り始めるシーンが印象的だった。口元を隠してるのは決して本心を語らないという意味だったわけで。ザブザが巻いてる包帯は、ハクにとっての仮面と似た意味を持つのだと分かって驚いた。ザブザもかなり悲惨な過去…

坂井久太さんの描く百合絵

DVD『ストロベリー・パニック』のパッケージを並べてみた。アニメDVDのパッケージで、ここまで「カメラ目線」を感じさせない構図が徹底されているのってかなり凄いことだと思う。こういう絵が主流になるような世の中が早くきて欲しい。 特に第三巻の玉青×渚…

時系列シャッフルによって失われるもの

時系列シャッフルによる時間的、空間的断絶は、各話数ごとの連続性の断絶と同義です。つまり、シリーズものに要請される一貫性を、視聴者に向けて予め放棄できたわけです。 「各話数ごとの連続性」という視点が興味深い。 シリーズものには「各話数ごとの連…

Fate/stay night #2

この回の絵コンテは柳沢テツヤ。僕の大好きなアニメ『神無月の巫女』の監督を努めた人だ。 『神無月の巫女』を繰り返し観ているうちに気付いたのだけど、この人が絵コンテを担当した回には、キャラクターの顔の一部しかフレームに入っていないような極端なア…

かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 #1

面白いなと思ったのは、はずむくん(♂)とはずむちゃん(♀)の声がほとんど変わらなかったこと。普通なら性別が変わった前後で声質を大きく変えてくると思うのだけど、この作品はそうしなかった。僕はこれ、演出意図があってやってることだと思う。 性格的に…

Fate/stay night #1

オープニングアニメがさりげなくスゴイと思う。抑制の効いた演出と言えばいいのかな。派手さは無いけれどそれを補って余りあるオーラが画面から出てる気がする。ただ派手に動いているだけの映像よりは、こういう「画面全体がなにかを語っている」感のある映…

ぷちぷり*ユーシィ #9

エルミナさん@川澄綾子登場。多分に僻みだと思うけど、こんな感じに淡々と完璧にできる子と、不完全だけど一生懸命頑張る子の両者がいた場合、ここでまるで後者のほうが素晴しいように見せる物語というのは、個人的にはそんなのアリエナイと思ってしまう。 …

7月のアニメ新番組の開始日時(東海版)

東海地方で放送されるアニメ新番組のリストです。たまとわ - 「2005年7月新番組・レギュラー出演声優リスト」を参照してつくりました。 使用上の注意:東海地方で放送されないもの、CSでのみ放送されるものは載ってません。BSデジタルは載せてあります…

女の子中心主義

過去の中里一日記を読んでいたら、気になる文章に出会った。 シスプリのヒットは公野櫻子という天才抜きに語れない。これは特に、ゲームとアニメ*1の比較によって明瞭になる。ゲームは公野櫻子が多くを作ったが、アニメにはノータッチだった。 おそらくアニ…

ふしぎ星のふたご姫 #10

今回のアルテッサはいつも以上に性格悪いのが気になってたんだけど、まさかラストに向けての伏線だったとは……。 普段の『ふたご姫』においてアルテッサは、基本的に高飛車でいじわるだけど、どこか可愛げあって憎めない娘という風に描かれるのだけれど、今回…

絶対少年 #3

相変わらずスローテンポ・ローテンションなアニメだけど、これはこれで面白い。 第1話にの中の台詞に「逢魔が時は境界の時間、世界の皮膜が薄くなる」というのがあったけど、回を追うごとに「世界の皮膜」が一枚づつはがれていくような感じ。劇的な変化があ…

ガラスの仮面 #9

亜弓の通し稽古を垣間見たマヤが、あまりの実力の差に絶望してしまうというシーンがあったけど、視聴者である僕には、亜弓の演技の凄さは全く感じられなかった。 少女漫画ではモノローグが重要な表現手段として確立されているという話を聞いたことがあるので…